![]() 春光院は、臨済宗妙心寺派・大本山妙心寺の塔頭寺院で、1590年に豊臣秀吉の家臣であり、松江開府の祖であった堀尾吉晴公により創建されました。しかし、1633年に堀尾家三代・忠晴公に世継ぎがいなかったために、堀尾家はお家断絶になりました。そして、春光院は堀尾家と縁戚関係にあった伊勢亀山藩主であった石川憲之公が檀越となり、その後石川家の菩提寺となりました。 20世紀には、近代日本哲学の中心人物で、F.A.S協会の創設者でもある久松真一京大博士が春光院に庵を構えられていられました。そのため、禅を世界に広めた鈴木大拙文学博士も当寺院にお越しになり、久松博士と日本の近代禅文化・哲学について語りあっていました。 また、春光院はキリスト教との繋がりも色濃く、現在、国の重要文化財である「南蛮寺の鐘」をはじめ、切支丹灯篭を所蔵しており、本堂・花鳥の間には二つのキリスト教シンボルが隠されています。
![]() 国の重要文化財「南蛮寺の鐘」は、1577年にポルトガルで鋳造され、京都にあった南蛮寺と呼ばれたイエズス会の教会で使われていたものだと伝えられています。釣鐘は青銅製で、側面に「1577」の西暦とイエズス会の紋章が刻まれています。この鐘は、当時の日本におけるキリスト教文化・南蛮文化を知るための重要な手がかりとなるものであり、さらにこの春光院とキリスト教との関連を示すものでもあります。 「南蛮寺の鐘」だけでなく、当寺院にはキリスト教との関連を示すものが他にも所蔵されています。切支丹灯篭や狩野永岳による金襖絵の中の二つのキリスト教のシンボルなどがそれにあたります。
![]() 方丈前庭は「伊勢神宮の庭」と称し、禅寺には珍しい神道形式の庭であります。庭東部には豊受大御神を祭った外宮の社が、そして庭西部には天照大御神のお隠れになった天の岩戸をもした建造物があります。実際に、伊勢神宮の御師(参拝者と大神宮との仲介役を勤めた職)との師檀関係を結んでいました。
春光院では、国の重要文化財「南蛮寺の鐘」や切支丹灯篭、狩野永岳によるキリスト教のシンボルが隠された「花鳥図」などキリスト教ゆかりの品々が所蔵されています。 2007年5月に発売された三学出版「京のキリシタン史跡を巡る」−杉野榮牧師著に、「南蛮寺の鐘」が掲載されたことにより、キリスト教団体からの特別見学の要請を多々受けました。これを機に当寺院ではキリスト教系の学校機関のみへの修学旅行や校外学習の受け入れをはじめました。 来院の際には、予約が必要となりますので、メールまたはお電話でご連絡くださいませ。 連絡先:
座禅体験は、英語で毎日行っております。(春光院や本山の都合により開催できない日もございますので、あらかじめご連絡をされることをお勧めいたします。)日本語での体験は要予約とさせていただきます。
時間は、
是非、動き易い格好でお越しくださいませ。お一人でのご予約も受け入れています。
春光院では、さまざまな国際交流企画を行っています。主なものとしては、オレゴン大学・造園学科と建築学科の5週間に及ぶサマープログラムやヴァージニア大学主催の洋上大学などです。
臨済宗妙心寺派・本山塔頭・春光院副住職・国際交流担当 川上 全龍 郵便番号: 616-8035 住所: 京都市右京区花園妙心寺町42 電話: 075-462-5488 Eメール: Rev.Taka.Kawakami@gmail.com |